コラム



コラム1               2003年 7月 1日
このたび、初めてインターネット上に自分の歯科医院のホームページを開設しました。
このコラムは、2〜3ヶ月の割合で、日ごろ私が診療する中で考えたこと、また、歯科にまつわるちょっと面白い話、タイムリーな話題を取り上げていきたいと思います。
今回は、ホームページの作成に当たって感じたことをお話ししたいと思います。

 このホームページをご覧の方は、比較的よくインターネットを利用される方ではないでしょうか。私もたまに映画や音楽の情報を調べたり、本やCDを買うのに利用しています。いつもは、自分の調べたいことだけを検索して、 出てきた情報だけを見て参考にしているのですが、自分でホームページを作ろうとしてふと気が付いたのです。
世の中に広く知られているようなこと、たとえば、今、公開されている映画のことや、日産やトヨタでどんな車を作っているかなどは、誰がどんな検索をしても同じようなホームページに行き着き、同じような情報が得られると思います。 しかし、その逆の場合、何もわからないことを幾つかのキーワードから調べるようなとき、みんなが同じような情報に行き着くのでしょうか。検索の仕方で結構違った情報に行き当たるのではないでしょうか。特に、私たちのような個人の開業医や、レストラン、八百屋さん、魚屋さん、床屋さんなんかはどうでしょう。ホームページなんて持っていないところのほうが多いのではないでしょうか。
そう考えると、インターネット上の情報は、幅広く、膨大な量の情報がありますが、その情報の深さが均一ではなく、情報量があまりにも多いために、場合によってはかなり偏った、特化された情報のみを得てしまう危険性があるのではないでしょうか。世の中の情報化時代、IT革命などといわれていますが、その本当の意味は、たくさんの情報から何が自分にとって有意義なものなのか、選び取り整理することではないでしょうか。そして、ゆるぎない、自分なりの価値観を持つことが大切だと思います。



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